『インプットした情報を「お金」に変える 黄金のアウトプット術』 成毛 眞著 -現代を生きぬく必須スキル-

さすが成毛眞さん!いつもながら成毛流のアウトプット術が語られている。

アウトプットの必要性、書くアウトプット術、話すアウトプット術、見た目のアウトプット術、良質なインプット術の方法が成毛さんならではの考え方で語られている。

 

成毛さんの著書はビジネスマン向けのものが多く、本書もビジネスに関わり、なおかつ普段、情報のインプットはしているがアウトプットが乏しいと思っている人におすすめしたい一冊となっている。

 

成毛さんといえば、日本マイクロソフトの社長をされていただけあって、非常に視点が示唆にとんでいて面白い。本書は旧教育を受けた、30代後半のビジネスマンに、これからの社会を生きぬくためにはインプットだけでなく、アウトプットの量を増やしていかなければ生き残れないこと、どのようにアウトプットして行けばいいかをアウトプットのシチュエーション別に説明されている。

現代は情報量が多すぎて、人はインプット過多に陥っている。これからの時代に必要なのはアウトプットであることが、これでもかと述べられている。

 

"800字と思うな、100字×8だと思え"

これならできそうだと思わせる言い回しをするところがさすがだ。実際にこの記事もこれを参考に書いている。笑

第一ブロック、その本の紹介。第二ブロック、その本の読者の想定。第三ブロック、その本の中身の紹介1。第四ブロック、その本の中身の紹介2。第五ブロック、その本の具体的な中身の紹介1(引用)。第六ブロック、この本の具体的な中身の紹介2(引用)。第七ブロック、この本の著者の具体的な紹介。第八ブロック、なぜこの本を取りあげたのかだめ押しする。

以上のように、書くアウトプットをする上でのやり方も述べられている。

 

成毛さんの他の著書として、『情報の「捨て方」』、『大人はもっと遊びなさい』などもあり。趣味も多彩だ。オンラインゲームにはまって家に引きこもって会社に出社しないことがあったエピソードは、ある意味こんな大人で、社長がこんな人でいいのかと思えるが、そんな型にはまらないところが他の人と違った個性を発揮して、それが実績につながっていると思える。

 

成毛さんの著書は外れない。また、一度読むと他の著書も読みたくなる。そんな魅力がある。おそらく人間的な魅了が文字にも溢れているからだろう。読むと必ず得られるものがあるだけでなく、必ず得たものを使ってアウトプットをしたくなる。プレゼンでもそうだが、聞かせるのが目的ではなく、行動させて始めて成功となる。

まさに本作を読んで書評を書いている時点でやはりいい本に間違いない。